変速標準表

回転数と翼角の関係と変速時間と累計時間の関係に注意。
微速から原速までは軸回転数100で固定、翼角のみで調整している事が判る。
逆に強速から最大戦速までは翼角固定で回転数で調整している。
また、各速の移行時間の変化も楽しい。
0-3ノットは15秒、15-18ノットは1分、そして27-30ノットは7分もかかる事が判る。
停止状態から最大戦速30ノットになるまで16分30秒掛かるのである。否、「しか掛からない」のである。
第二次大戦中の蒸気タービン艦は缶を落としていると蒸気を上げるだけで30分以上はかかったらしいから驚異的な速さではある。
こんなプレート一枚からも艦の基本能力が見えてくる。軍事機密を盾に撮影を規制するのも納得である。

変速機標準表