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日本海軍は大正13年一番艦竣工と老朽化の進んだ「川内型」の後継として水雷戦隊旗艦としての軽巡を必要としていた。そこで水雷戦隊旗艦用4隻、潜水戦隊旗艦用2隻の軽巡の建造を計画、水雷戦隊旗艦用がこの「阿賀野級」、潜水戦隊旗艦用が「大淀」。水雷戦装備は充実しており、魚雷発射管4連装2基8門で両舷に「九三式酸素魚雷」を発射可能だった。また、旗艦設備の充実、偵察機二機搭載など水雷戦隊旗艦としての機能は申し分なかった。船体装甲と強度部材を兼ねる構造により軽量化をはかり、艦首には「大和」でおなじみの「バルバス・バウ」(球状艦首)の採用と合わせて航続距離は18ノット時6000海里に達した。しかし、軽量化の影響は艦砲におよび、主砲の15.2センチ砲は諸外国の同クラスの艦と比べてもいかにも貧弱、装填作業も人力であり、また高角砲も4門にとどまった。
一番艦「阿賀野」
第三艦隊第十水雷戦隊旗艦 トラック沖で米潜水艦の雷撃にて撃沈 竣工 昭和17年10月
二番艦「能代」
第二艦隊第二水雷戦隊旗艦 レイテ沖海戦で米艦載機の雷撃により撃沈
三番艦「矢矧」
昭和20年4月 菊水一号作戦(大和水上特攻)に参加、米軍機の攻撃で撃沈
四番艦「酒匂」
実戦参加はなく、「長門」と共にビキニ環礁原爆実験にて沈没
竣工 昭和19年11月
基準排水量/ 6,652 t
全長/ 162.0 m
最大幅/ 15.2 m
喫水/ 5.6 m
速力/ 35ノット
航続距離/ 18ノット時6000海里
兵装/ 15.2センチ連装砲 3基
8センチ連装高角砲 2基
61センチ4連魚発射管 2基
25ミリ3連装機銃 2基
乗員/ 726名
搭載機/ 水上機 2機
NFスペック | クラス | レベル | 価格 | 耐久力 | 基準排水量 | 満載排水量 | 射撃管制装置 | 機関 | 偵察機 | 乗員数 |
阿賀野 | CL1 | 28 | 157,500 | 7,100 | 4,194 | 7,836 | 45 | 50 | 2 | 8 |
武装1 | 武装2 | 武装3 | 武装4 | 武装5 |
120 | 120 | 32 | 32 | 120 |
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