軽巡洋艦「アトランタ級」(CL) ('03.1.20)('03.1.28改)

 

   
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日本の真珠湾攻撃の17日後に一番艦「アトランタ」が就役、終戦までに8隻が完成した。航空対艦攻撃が思いのほか有効な事を身を持って体験したアメリカにとってまさにグッドタイミングだった。コンセプトは防空巡洋艦でありながら水雷戦隊旗艦としての機能を持たせ、4連装魚雷発射管2基8門を装備。主船体は駆逐艦に準じたシアの大きな平甲板型で、中口径以上の兵装は12.7センチ両用砲のみ、航空機は搭載していない。1938年度及び40年度計画でそれぞれ4隻、43年度で3隻の計11隻が建造され43年度計画艦を除いて戦時中に完成し、完成艦8隻全艦が太平洋戦争(対日本戦)に投入されたが1番艦「アトランタ」2番艦「ジュノー」の2隻が沈没している。5番艦以降は、それまでの後部上構脇の12.7センチ連装砲塔を撤去しており、5番艦の名を取って「オークランド級」、9番艦以降は上構が異なり、魚雷発射管を撤去したため9番艦の名を取り「ジュノー(U)級」とも呼ばれる。

「アトランタ」
第三次ソロモン海戦で距離8,000mで戦艦「比叡」から探照灯で照射されて、初弾が艦橋に命中、スコット少将が戦死。
その後も多数の命中弾を受け、魚雷二本が致命傷となり全艦火だるまとなって沈没した。
なお戦艦「比叡」はヘンダーソン飛行場砲撃のため「三式弾」(対空用主砲弾)を装填していた。

「ジュノー」
同じく第三次ソロモン海戦で命中弾を多数受け、戦闘不能となってエスビリエッサントに回航中、潜水艦「伊26」の雷撃を受け沈没。

 アトランタ級

 排水量/ 6,000 t
 全長/ 165.1 m
 最大幅/ 16.2 m
 速力/ 32.5 ノット
 出力/ 7万5000馬力
 航続距離/ 15ノット時8500海里
 兵装/ 38口径12.7センチ両用連装砲 8基 
       28ミリ4連装機銃 4基 
       20ミリ連装機銃 6基 
       (改装後40ミリ機銃 10門)
       53.3センチ魚雷発射管 4連装2基

 オークランド級
 兵装/ 38口径12.7センチ両用連装砲 6基 
       40ミリ機銃16門 
       53.3センチ魚雷発射管 4連装2基

 ジュノー(U)級
 兵装/ 38口径12.7センチ両用連装砲 6基 
       40ミリ機銃24門

 

 同型艦

アトランタ Atlanta CLー51 1941年竣工 1942年戦没
ジュノー Juneau CL−52 42年竣工 42年戦没
サン・ディエゴ San Diego CL−53 42年竣工 59年除籍
サン・ファン San Juan CL−54 42年竣工 59年除籍
オークランド Oakland CL−95 43年竣工 59年除籍
リノ Reno CL−96 43年竣工 59年除籍
フリント Flint CL−97 44年竣工 66年除籍
タクソン Tucson CL−98 45年竣工 66年除籍
ジュノー(U) Juneau CL−119 46年竣工 59年除籍
スポケーン Spokane CL−120 46年竣工 72年除籍
フレスノ Fresno CL−121 46年竣工 65年除籍

 

 

NFスペック クラス レベル 価格 耐久力 基準排水量 満載排水量 射撃管制装置 機関 偵察機 乗員数
アトランタ CL1 30 175,000 7,300 3,721 8,000 50 38
オークランド CL2 34 175,000 7,400 3,721 8,000 53 38
ジュノーU CL3 33 175,000 7,000 4,189 8,000 53 38
NFスペック 武装1 武装2 武装3 武装4 武装5 武装6 武装7 武装8 武装9 武装10
アトランタ 71 71 71 28 28 71 71 71 71 71
オークランド 76 76 76 28 28 76 76 76
ジュノーU 73 73 73 73 73 73

 

アメリカ

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