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日本の真珠湾攻撃の17日後に一番艦「アトランタ」が就役、終戦までに8隻が完成した。航空対艦攻撃が思いのほか有効な事を身を持って体験したアメリカにとってまさにグッドタイミングだった。コンセプトは防空巡洋艦でありながら水雷戦隊旗艦としての機能を持たせ、4連装魚雷発射管2基8門を装備。主船体は駆逐艦に準じたシアの大きな平甲板型で、中口径以上の兵装は12.7センチ両用砲のみ、航空機は搭載していない。1938年度及び40年度計画でそれぞれ4隻、43年度で3隻の計11隻が建造され43年度計画艦を除いて戦時中に完成し、完成艦8隻全艦が太平洋戦争(対日本戦)に投入されたが1番艦「アトランタ」2番艦「ジュノー」の2隻が沈没している。5番艦以降は、それまでの後部上構脇の12.7センチ連装砲塔を撤去しており、5番艦の名を取って「オークランド級」、9番艦以降は上構が異なり、魚雷発射管を撤去したため9番艦の名を取り「ジュノー(U)級」とも呼ばれる。
「アトランタ」
第三次ソロモン海戦で距離8,000mで戦艦「比叡」から探照灯で照射されて、初弾が艦橋に命中、スコット少将が戦死。
その後も多数の命中弾を受け、魚雷二本が致命傷となり全艦火だるまとなって沈没した。
なお戦艦「比叡」はヘンダーソン飛行場砲撃のため「三式弾」(対空用主砲弾)を装填していた。
「ジュノー」
同じく第三次ソロモン海戦で命中弾を多数受け、戦闘不能となってエスビリエッサントに回航中、潜水艦「伊26」の雷撃を受け沈没。
アトランタ級
排水量/ 6,000 t
全長/ 165.1 m
最大幅/ 16.2 m
速力/ 32.5 ノット
出力/ 7万5000馬力
航続距離/ 15ノット時8500海里
兵装/ 38口径12.7センチ両用連装砲 8基
28ミリ4連装機銃 4基
20ミリ連装機銃 6基
(改装後40ミリ機銃 10門)
53.3センチ魚雷発射管 4連装2基
オークランド級
兵装/ 38口径12.7センチ両用連装砲 6基
40ミリ機銃16門
53.3センチ魚雷発射管 4連装2基
ジュノー(U)級
兵装/ 38口径12.7センチ両用連装砲 6基
40ミリ機銃24門
同型艦
アトランタ | Atlanta | CLー51 | 1941年竣工 | 1942年戦没 |
ジュノー | Juneau | CL−52 | 42年竣工 | 42年戦没 |
サン・ディエゴ | San Diego | CL−53 | 42年竣工 | 59年除籍 |
サン・ファン | San Juan | CL−54 | 42年竣工 | 59年除籍 |
オークランド | Oakland | CL−95 | 43年竣工 | 59年除籍 |
リノ | Reno | CL−96 | 43年竣工 | 59年除籍 |
フリント | Flint | CL−97 | 44年竣工 | 66年除籍 |
タクソン | Tucson | CL−98 | 45年竣工 | 66年除籍 |
ジュノー(U) | Juneau | CL−119 | 46年竣工 | 59年除籍 |
スポケーン | Spokane | CL−120 | 46年竣工 | 72年除籍 |
フレスノ | Fresno | CL−121 | 46年竣工 | 65年除籍 |
NFスペック | クラス | レベル | 価格 | 耐久力 | 基準排水量 | 満載排水量 | 射撃管制装置 | 機関 | 偵察機 | 乗員数 |
アトランタ | CL1 | 30 | 175,000 | 7,300 | 3,721 | 8,000 | 50 | 38 | − | 8 |
オークランド | CL2 | 34 | 175,000 | 7,400 | 3,721 | 8,000 | 53 | 38 | − | 8 |
ジュノーU | CL3 | 33 | 175,000 | 7,000 | 4,189 | 8,000 | 53 | 38 | − | 6 |
NFスペック | 武装1 | 武装2 | 武装3 | 武装4 | 武装5 | 武装6 | 武装7 | 武装8 | 武装9 | 武装10 |
アトランタ | 71 | 71 | 71 | 28 | 28 | 71 | 71 | 71 | 71 | 71 |
オークランド | 76 | 76 | 76 | 28 | 28 | 76 | 76 | 76 | − | − |
ジュノーU | 73 | 73 | 73 | 73 | 73 | 73 | − | − | − | − |
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