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軽巡「ブルックリン」級の主船体、主機を流用して建造した重巡「ウイチタ」からしばらくは、ワシントン条約に縛られて巡洋艦の建造を中止していたアメリカ海軍だったが、条約が期限切れとなった1937年1月まず軽巡の建造に着手し、ついで1940年に重巡の建造に着手した。1940年度で8隻及び42年度計画で16隻が計画された初の非条約型重巡「バルチモア」級。
「ウイチタ」で問題となった復原性に対処するため船体を大型化、基準排水量は13,600tにおよび、対空兵装の装備に余裕が生まれたことにより単装8門だった12.7センチ両用砲は連装6基12門と強化された。主兵装はアメリカ巡洋艦の流れに沿って前2基、後1基の20.3センチ(8インチ)3連装砲塔を搭載している。
主船体の基本は「ブルックリン」級から受け継ぎ乾舷、シーアの高い平甲板型となっている。主機をシフト配置として生存性を高めたのも特徴の一つである。煙突、上構は中央部にコンパクトにまとめられ、スマートな艦容を持つ巡洋艦となった。
40年度計画の7隻及び42年度計画の4隻が戦時中に完成し、40年度計画艦「クインシー(U)」を除く6隻と42年度計画艦「シカゴ(U)」が太平洋に配備されたが、42年度計画艦のこり3隻は配備が間に合わず戦闘を経験しないまま終戦を迎えている。
尚、42年度計画艦の内10隻は改造型として再計画され一番艦の名前から「オレゴン・シティ」級と呼ばれることもある。二本の煙突を大型一本とし艦橋を後退させ、煙突、後橋が極めてコンパクトにまとめられた艦容になっているが船体自体は「バルチモア」級と同一であった。「オレゴン・シティ」級は竣工が大戦に間に合わず、終戦後3隻が竣工したが4番艦「ノーザンプトン(U)」以外残る6隻はキャンセルされた。「ノーザンプトン(U)」は建造中止が決定されるまでに半完成状態だった為、1948年、戦術指揮艦(CLC−1)として改装され1953年に完成している。また2番艦「オルバニー」は1959年にミサイル巡洋艦として改装されることが決まり、上構を一新、艦首と艦尾に「タロン艦対空ミサイルシステム」を装備して1962年に艦番(CG−10)として再配備された。「バルチモア」級の「コロンバス」と「シカゴ(U)」も「オルバニー」に準じた改装がされた為、この3艦を「オルバニー」級と称する場合もある。
同型艦(オレゴン・シティ級を含む)
バルチモア | Baltimore | CA−68 | 1943年竣工 | 1971年除籍 |
ボストン | Boston | CA−69 | 1943年竣工 | 1973年除籍 |
キャンベラ | Canberra | CA−70 | 1943年竣工 | 1978年除籍 |
クインシー(U) | Quincy | CA−71 | 1943年竣工 | 1970年除籍 |
ピッツバーグ | Pittsburgh | CA−72 | 1944年竣工 | 1970年除籍 |
セント・ポール | Saint Paul | CA−73 | 1945年竣工 | 1973年除籍 |
コロンバス | Columbus | CA−74 | 1945年竣工 | 1976年除籍 |
ヘレナ(U) | Helena | CA−75 | 1945年竣工 | 1974年除籍 |
オレゴン・シティ | Oregon City | CA−122 | 1946年竣工 | 1970年除籍 |
オルバニー | Albany | CA−123 | 1946年竣工 | 1980年除籍 |
ロチェスター | Rochester | CA−124 | 1946年竣工 | 1973年除籍 |
ノーサンプトン(U) | Northampton | CA−125 | 1953年竣工 | 1970年除籍 |
ケンブリッジ | Cambrige | CA−126 | 建造中止 | |
ブリッジポート | Bridgeport | CA−127 | 建造中止 | |
カンザス・シティ | Kansas City | CA−128 | 建造中止 | |
タルサ | Tilsa | CA−129 | 建造中止 | |
ブレマートン | Bremerton | CA−130 | 1945年竣工 | 1973年除籍 |
フォール・リヴァー | Fall River | CA−131 | 1945年竣工 | 1971年除籍 |
メーコン | Macon | CA−132 | 1945年竣工 | 1969年除籍 |
トレド | Toledo | CA−133 | 1946年竣工 | 1974年除籍 |
ロサンゼルス | Los Angeles | CA−135 | 1945年竣工 | 1974年除籍 |
シカゴ(U) | Chicago | CA−136 | 1945年竣工 | 1980年除籍 |
ノーフォーク | Norfolk | CA−137 | 建造中止 | |
スクラントン | Scranton | CA−138 | 建造中止 |
諸元 排水量 |
「バルチモア級」 基準13,600t、13,700t(CA-122〜129、137、138) |
NFスペック | クラス | レベル | 価格 | 耐久力 | 基準排水量 | 満載排水量 | 射撃管制装置 | 機関 | 偵察機 | 乗員数 |
バルチモア | CA | 48 | 756,000 | 12,500 | 7,048 | 17,031 | 60 | 60 | 2 | 9 |
NFスペック | 武装1 | 武装2 | 武装3 | 武装4 | 武装5 | 武装6 | 武装7 | 武装8 | 武装9 |
バルチモア | 189 | 189 | 66 | 66 | 66 | 66 | 66 | 66 | 189 |
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