ブルックリン級(CL) ('03.4.21)


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第一次大戦のいわゆる偵察巡洋艦として建造された「オハマ」級以来15年近くの間を置いて計画された15.2センチ砲搭載の大型軽巡洋艦「ブルックリン」級。当時洩れ伝わっていた「最上型」を意識してロンドン条約の制限一杯の排水量10,000tに主砲15門を搭載した条約型軽巡である。「オハマ」級とは大きく異なり近代的なスタイルにまとめられ、アメリカにおける近代巡洋艦の父とも言える存在だった。主船体は乾舷の高い平甲板型となり、前部にピラミッド型に3基、後部に背負い式に2基の3連装砲塔を配置し5番砲塔直後から後方の主船体内を艦載機の格納庫とした。

1933年度計画で4隻、34年度計画で3隻、35年度計画で2隻が建造され、それぞれ細部に相違がある。特に35年度計画艦は上構、対空兵装が変更され7番艦「ホノルル」までの25口径12.7センチ単装8基から38口径連装4基となり「セントルイス」級とも呼ばれる。なお、本級の主船体、主機を流用して重巡「ウイチタ」級が建造されている。

1939年までに全艦が完成し、1番艦「ブルックリン」2番艦「フィラデルフィア」が大西洋で、他は太平洋で行動し、9番艦「ヘレナ」が戦没している。また、5番艦「フェニックス」は戦後アルゼンチンに譲渡され「ヘネラル・ベルグラード」と改名、フォークランド紛争の際の1982年5月2日英潜水艦「コンカラー」の雷撃で撃沈された。

同型艦

ブルックリン brooklin CL−40 1937年竣工 1951年チリに譲渡
フィラデルフィア philadelphia CL−41 1937年竣工 1951年ブラジルに売却
サヴァンナ savannah CL−42 1938年竣工 1959年除籍
ナッシュヴィル Nashville CL−43 1938年竣工 1951年チリに売却
フェニックス Phornix CL−46 1938年竣工 1951年アルゼンチンに譲渡
ボイス Boise CL−47 1938年竣工 1951年アルゼンチンに売却
ホノルル Honolulu CL−48 1938年竣工 1949年除籍
セント・ルイス St.Louis CL−49 1939年竣工 1951年ブラジルに譲渡
ヘレナ Helena CL−50 1939年竣工 1943年クラ湾夜戦にて戦没

 

諸元

排水量
全長
最大幅
吃水
出力
速力
航続距離
兵装


水偵
乗員

「ブルックリン級」

基準10,000t、9,700t(CL-40,41)、9,475t(CL-42,43)、9,650t(CL-48)
185.5m
18.8m
5.90m
100,000馬力
34ノット
15ノット時10,000海里
15.2センチ3連装砲 5基
12.7センチ単装砲8基(CL-40〜43,46〜48)連装砲塔4基(CL-49,50)

4機
1,300名

 

NFスペック クラス レベル 価格 耐久力 基準排水量 満載排水量 射撃管制装置 機関 偵察機 乗員数
ブルックリン CL2 38 385,000 8,200 5,135 12,207 55 50
NFスペック 武装1 武装2 武装3 武装4 武装5 武装6 武装7 武装8 武装9 武装10 武装11 武装12 武装13
ブルックリン 125 125 125 39 39 39 39 39 39 39 39 125 125

 

アメリカ

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