「(C)2002 SD EnterNET/SUCCESS/GAMESPACE24」
第一次大戦のいわゆる偵察巡洋艦として建造された「オハマ」級以来15年近くの間を置いて計画された15.2センチ砲搭載の大型軽巡洋艦「ブルックリン」級。当時洩れ伝わっていた「最上型」を意識してロンドン条約の制限一杯の排水量10,000tに主砲15門を搭載した条約型軽巡である。「オハマ」級とは大きく異なり近代的なスタイルにまとめられ、アメリカにおける近代巡洋艦の父とも言える存在だった。主船体は乾舷の高い平甲板型となり、前部にピラミッド型に3基、後部に背負い式に2基の3連装砲塔を配置し5番砲塔直後から後方の主船体内を艦載機の格納庫とした。
1933年度計画で4隻、34年度計画で3隻、35年度計画で2隻が建造され、それぞれ細部に相違がある。特に35年度計画艦は上構、対空兵装が変更され7番艦「ホノルル」までの25口径12.7センチ単装8基から38口径連装4基となり「セントルイス」級とも呼ばれる。なお、本級の主船体、主機を流用して重巡「ウイチタ」級が建造されている。
1939年までに全艦が完成し、1番艦「ブルックリン」2番艦「フィラデルフィア」が大西洋で、他は太平洋で行動し、9番艦「ヘレナ」が戦没している。また、5番艦「フェニックス」は戦後アルゼンチンに譲渡され「ヘネラル・ベルグラード」と改名、フォークランド紛争の際の1982年5月2日英潜水艦「コンカラー」の雷撃で撃沈された。
同型艦
ブルックリン | brooklin | CL−40 | 1937年竣工 | 1951年チリに譲渡 |
フィラデルフィア | philadelphia | CL−41 | 1937年竣工 | 1951年ブラジルに売却 |
サヴァンナ | savannah | CL−42 | 1938年竣工 | 1959年除籍 |
ナッシュヴィル | Nashville | CL−43 | 1938年竣工 | 1951年チリに売却 |
フェニックス | Phornix | CL−46 | 1938年竣工 | 1951年アルゼンチンに譲渡 |
ボイス | Boise | CL−47 | 1938年竣工 | 1951年アルゼンチンに売却 |
ホノルル | Honolulu | CL−48 | 1938年竣工 | 1949年除籍 |
セント・ルイス | St.Louis | CL−49 | 1939年竣工 | 1951年ブラジルに譲渡 |
ヘレナ | Helena | CL−50 | 1939年竣工 | 1943年クラ湾夜戦にて戦没 |
諸元 排水量 |
「ブルックリン級」 基準10,000t、9,700t(CL-40,41)、9,475t(CL-42,43)、9,650t(CL-48) |
NFスペック | クラス | レベル | 価格 | 耐久力 | 基準排水量 | 満載排水量 | 射撃管制装置 | 機関 | 偵察機 | 乗員数 |
ブルックリン | CL2 | 38 | 385,000 | 8,200 | 5,135 | 12,207 | 55 | 50 | 2 | 8 |
NFスペック | 武装1 | 武装2 | 武装3 | 武装4 | 武装5 | 武装6 | 武装7 | 武装8 | 武装9 | 武装10 | 武装11 | 武装12 | 武装13 |
ブルックリン | 125 | 125 | 125 | 39 | 39 | 39 | 39 | 39 | 39 | 39 | 39 | 125 | 125 |
copyleft 2003 yukikaze