第一次大戦前のイギリス戦艦の集大成とも言えるクラスで、「クイーンエリザベス級」と同じく38.1cm砲を装備したが高速力は求められず23ノットにとどまった。予定建造数は8隻であったが2隻は巡洋戦艦「リナウン」級として建造され1隻は中止された。同型艦5隻は1916年〜17年に竣工したが、ジュットランド海戦に参加したのは「リヴェンジ」「ロイヤル・オーク」の2隻のみである。
第一次大戦中から戦後にかけてバルジが追加されたが、航空艤装や高射砲の増備以外は、大規模な改修は施されなかった。「クイーンエリザベス」級の24缶から18缶に減らされた事による出力不足と前後の砲塔間の狭さから余地が無かったものと思われる。
第二次大戦ではその低速ゆえ目立った活躍は出来なかった。「ロイヤル・オーク」は開戦早々の1939年10月14日深夜、スカパフローに停泊中、侵入したドイツ潜水艦U47の雷撃により沈没している。残った4隻も船団護衛など地味な任務に終始し、わずかに1940年9月「レゾリューション」が亡命フランス未完成艦「リシュリュー」とダカールで砲撃戦を演じたのが数少ない戦闘例で、上陸支援砲撃にも「ラミリーズ」がノルマンディーと南フランスで働いた以外、ほとんど参加していない。「ラミリーズ」は1942年5月マダカスカル島ディエゴ・スアレス港に停泊中、日本の特殊潜航艇の雷撃により小破した。「ロイヤル・ソヴァレン」は1944年ソ連海軍に貸与され「アルハンゲルスク」の艦名で1949年まで使われた。
同型艦
ロイヤル・ソヴァレン | Royal Sovereign | 1916年竣工 | |
リヴェンジ | Revenge | 1916年竣工 | |
ロイヤル・オーク | Royal Oak | 1916年竣工 | 1939年戦没 |
レゾリューション | Resolution | 1916年竣工 | |
ラミリーズ | Ramillies | 1917年竣工 |
諸元 排水量 |
「ロイヤス・ソヴァレン」 基準28,000t |
NFスペック | クラス | レベル | 価格 | 耐久力 | 基準排水量 | 満載排水量 | 射撃管制装置 | 機関 | 偵察機 | 乗員数 |
リナウン | BB | 56 | 910,000 | 16,200 | 9,310 | 23,690 | 95 | 67 | 1 | 10 |
NFスペック | 武装1 | 武装2 | 武装3 | 武装4 | 武装5 | 武装6 | 武装7 | 武装8 |
リナウン | 290 | 290 | 42 | 42 | 42 | 42 | 290 | 290 |
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